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政党から資金提供も無所属?政党と習志野市議【収支報告調査】

こんにちは、市民オンブズマン習志野事務局です。


昨年の政治資金収支報告が公表され、収支報告書をめぐり、あちこちでニュースがあがっていますね。

茂木外相側が資金移動を中止 - 2025/11/28 共同通信


ちょうど、市民オンブズマン習志野でも、政治資金収支報告について調査を行っていましたので、順次共有していきたいと思います。


今回の調査は、令和5年度政治資金収支報告で、基本的に現職を対象としました。

令和5年度は、習志野市長・市議会議員選挙が行われた年です。


今日は、各政党・政党支部の政治資金収支報告書を元に、

  1. 習志野市長・市議会議員の誰に、どこから、いくらお金が支出されているか

  2. 政党から資金提供を受けた者が立候補時に党名をどのように表示しているか

について見ていこうと思います。


選挙が行われる年は、お金が動きますね〜。

他の年と比べると違いが一目瞭然です。


それぞれの政治資金収支報告書を追っていくと、政党から交付金、個人や企業から寄付金が支部に入ってきて、支部間でも寄付のやりとりが行われ、それを議員や後援会に寄付(配布)し、寄付を受けた後援会や支部は関係議員に寄付をする様子が窺えます。

議員もまた、各党に寄付寄付寄付で、あっちこっちにぐるぐるとお金が渡っていて、まさに、お金が飛び交っているかのようです。

ここに現れるものばかりではなさそうですしね・・。



政党からの寄付金には、私たちの税金が含まれていますし、選挙が市民にとってわかりやすいものであることは欠かせないものと考えますので、市民目線でチェックしていこうと思います!



政党・政党支部から市議後援会・市議個人への寄付金一覧


政治資金規正法により、政治団体の政治資金収支報告は、会計責任者に作成・提出を義務付けており、提出された報告書は公表されます。

これは政治資金の使途を国民に明らかにするための制度であり、会計帳簿の備え付け違反、不記載、虚偽記載は、3年以下の禁錮または50万円以下の罰金となっています。


公職選挙法においても、寄付を受けた場合、選挙運動費用収支報告に記載し、市の選挙管理委員会(以降「市選管」)に提出を義務付けています。


政治団体の政治資金収支報告書は、千葉県選挙管理委員会が公表しています。


政党支部の収支報告書 一部抜粋
政党支部の収支報告書 一部抜粋

参照した政党各支部の政治資金収支報告のページは巻末にリンクを貼っていますので、みなさんも是非見てみてください♪


選挙費用収支報告書は、市の選挙管理委員会に行くと見ることができます。



令和5年度の政治資金収支報告書のうち、国政政党やその支部から、習志野市長・市議会議員またはその関係団体へ支出が確認できたものを一覧にしました。

<支部ごとに整理>




支出をした者

名目

支出を受けた者

金額

公明党習志野総支部

寄付金

金井ひろし後援会

100,391

公明党習志野総支部

寄付金

丸山秀雄後援会

101,825

公明党習志野総支部

寄付金

田中けいこ後援会

193,070

公明党習志野総支部

寄付金

ふせこういち後援会

107,715

公明党習志野総支部

陣中見舞

丸山秀雄選挙事務所

559,336

公明党習志野総支部

陣中見舞

田中慶子選挙事務所

588,497

公明党習志野総支部

陣中見舞

金井宏志事務所

575,784

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

宮本タイスケ後援会

200,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

飯生善正後援会

100,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

斉藤けんじ後援会

100,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

田中真太郎後援会

150,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

相原和幸後援会

100,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

荒木かずゆき後援会

100,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

佐々木しゅういち後援会

100,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

高橋正明後援会

100,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

自民党千葉県習志野市第十一支部 (代表:関根洋幸)

150,000

自民党千葉県第二選挙区支部

寄付

宮本ひろゆき後援会

100,000

自民党千葉県千葉市稲毛区第十二支部

寄付

自民党千葉県習志野市第十一支部 (代表:関根洋幸)

200,000

自民党東京都参議院比例区 第二十二支部

交付金

田中真太郎後援会

50,000

自民党千葉県参議院選挙区第六支部

寄付・交付金

自民党千葉県習志野市第十一支部 (代表:関根洋幸)

10,000

自民党千葉県参議院選挙区第六支部

寄付金

田中真太郎後援会

30,000

立憲民主党千葉県総支部連合会

公認料

寺川貴隆(議員個人宛)

300,000

立憲民主党千葉県総支部連合会

公認料

木村孝(議員個人宛)

300,000

立憲民主党千葉県総支部連合会

公認料

木村孝(議員個人宛)

80,000

先述したように、令和5年度は、習志野市長・市議会議員選挙が行われた年ですので、政党等からの支出は、寄付等の日付や、他の年で同様の支出がないことから見ても、事実上、選挙のためのお金と言えそうです。


また、現職以外の落選者を含め、令和5年に政党から各議員・後援会等の政治団体・支部に流れた資金を政党毎に見ると、金額の多い順から、並べてみるとこんな感じ↓です。※5万円以下の少額のもののうち、確認できたものは含めて計算しています。

党名

寄付を受けた人数

寄付を受けた件数

寄付を受けた金額

当選者数

公明党

5名

10件

2,336,562円

5名

自民党

12名

16件

1,690,000円

10名

立憲民主党

3名

4件

980,000円

2名

習志野市の市長・市議会選挙には、候補者のうち44.5%に、国政政党の支部から、税金が含まれる資金の投入が行われているということですね。



資金提供を受けても党名は出さないで立候補


ところで、選挙公報には、党名を表示しない人もいます。


令和5年習志野市長・市議会議員選挙は、市長3名、市議会議員45名が立候補していますが、

  • 市長に立候補した3名とも「無所属」表記で、無所属表記率100%

  • 市議に立候補した45名中、19名が「無所属」表記、10名が何も「表記せず」で、無所属表記率は42.2%、表記なしと併せると、64.4%

で、なんらか党名を表示している候補は35.6%でした。



習志野市議会議員選挙・政党表示の状況
習志野市議会議員選挙・政党表示の状況

しかし、前述したとおり、全候補者の44.5%が、国政政党から資金提供を受けています。


政党支部から資金提供を受けているのに、党を名乗らず無所属で立候補する議員は、ご本人には何か事情があるのでしょうが、そういった候補者の都合ではなく、投票する住民にとって、果たして「わかりやすい」状況と言えるのか、疑問です。


各政党の支部から資金提供を受けていて、市長・市議選の公報にはどう表示して立候補しているか、一覧にしました。複数の支部から、または寄付が複数回に渡っているものについては、金額をまとめて表示しています。※5万円以下の少額のもののうち、確認できたものは含めて計上しています。

寄付をした政党

寄付を受けた市長・市議

寄付金額

公報での表示

自民党

宮本タイスケ後援会

200,000

無所属

自民党

飯生善正後援会

100,000

無所属

自民党

斉藤けんじ後援会

100,000

無所属

自民党

田中真太郎後援会

230,000

表示なし

自民党

相原和幸後援会

100,000

表示なし

自民党

荒木かずゆき後援会

100,000

無所属

自民党

佐々木しゅういち後援会

100,000

無所属

自民党

高橋正明後援会

100,000

無所属

自民党

自民党千葉県習志野市第十一支部(代表:関根洋幸)

360,000

無所属

自民党

宮本ひろゆき後援会

100,000

自民党

公明党

金井ひろし後援会・事務所

679,175

公明党公認

公明党

丸山秀雄後援会・事務所

661,161

公明党

公明党

田中けいこ後援会・事務所

801,567

公明党公認

公明党

ふせこういち後援会

127,761

公明党公認

立憲民主党

寺川貴隆(議員個人宛)

300,000

立憲民主党公認

立憲民主党

木村孝(議員個人宛)

380,000

立憲民主党公認

※国政政党ではない政治団体からの寄付が確認できる候補者および共産党については、政党交付金を受領していないため、対象外としています。


今回の選挙で、政党から寄付等の資金提供を受けていることが確認できた現職の市長・市議は16名ですが、そのうち、公明党と立憲民主党は、全員、公報に党名を表示していました。

しかし、自民党から寄付を受けている現職の市長・市議の10名うち、自民党を表示しているのは、1名でした(驚)



自民は政党から資金提供があっても

\\ 90%が党名を出さないで立候補👀  //

落選した候補者を含めるともっとです!



令和5年習志野市議会議員選挙候補者45名中、「無所属」あるいは「党名の表記がない」候補者は29名のうち、自民から資金提供があった候補者が13名でしたので、選挙公報やポスター等で「無所属」との表示を信じて投票すると、約1/2の確率で自民から資金を得ている実質無所属??な候補に入れてしまう構造になっているということですね!(怖い)



公正な選挙に、「わかりやすさ」は当然に備わっているべき基礎的な要素だと思います。


今日はここまで。ではまた!



【参照資料:各政党支部の収支報告書(令和5年)】



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