習志野市が習志野市基本構想(案)に対するパブリックコメントを募集しています。
- narashinoombuds
- 5月14日
- 読了時間: 4分
更新日:5月16日
こんにちは、市民オンブズマン習志野事務局です。
習志野市が、習志野市基本構想(案)に対するパブリックコメントを募集しています。
習志野市の「基本構想」は、市の最上位に位置づけられる長期的なまちづくりの指針であり、将来都市像やまちづくりの基本的な考え方を明確にする計画です。
締切は2025年5月31日までです。ぜひ参加しましょう!

パブリックコメントとは、市のHPによると、
【パブリックコメント手続とは】 市が基本的な政策や条例等を策定するときに、案の段階でその趣旨、内容等を広く市民の皆さんに公表し、提出された意見等を考慮して意思決定を行うとともに、意見等に対する市の考え方を公表する一連の手続きをいいます。 市民の皆さんから意見等をいただくための統一的なルールを定めることで、市民の皆さんへの説明責任を果たすとともに市政への参画機会を拡充し、協働による公正で、より民主的な市政の推進を目的とします。
とのこと。市民が参加できる貴重な機会となりますが、過去の実績は惨憺たるものです・・・。
今回、募集しているのは、市の最上位に位置づけられる長期的なまちづくりの指針となるものです。
習志野市は、市の公式も市長ニュースのYouTubeもあり、公式X(旧ツイッター)もあり、多くの市民が登録しているというLINEもあります。
市民への説明責任を果たし、市政への参画機会、公正でより民主的な市政を“本当に”推進したいと考えているなら、工夫の余地も手段もありそうですけどね・・・。
YouTubeの市長ニュース、観てみましたが、たくさんのスポーツイベントのお知らせやLINEスタンプの話題は話す時間はあるようです。
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ところで、この「習志野市基本構想」策定にあたり、習志野市は令和6年に、株式会社 日本政策総研というコンサルタント会社に、「習志野市基本構想・基本計画策定支援業務委託」として随意契約(プロポーザル契約・24,717,000円)をしています。
仕様書によると、
基礎調査
現行基本構想等の検証・課題等分析
市民参画に関する運営支援
①市政懇談会
②市民意見交換会
③小中学生ワークショップ
④高校生まちづくりワークショップ
⑤大学生意見交換会
会議等運営支援
①長期計画審議会
②習志野市次期基本構想・基本計画策定本部会議
③習志野市次期基本構想・基本計画策定作業部会
パブリックコメントの実施支援
基本構想等策定支援
基本構想等の作成
が主な業務です。
このパブリックコメント実施前には、現行基本構想等の検証・課題等分析、懇談会や意見交換、小中高生のワークショップや長期計画審議会などが行われているようで、これら以外にも基礎調査として各部署が過去に行った各種アンケートですとか、市民意識調査(15歳以上、5,000人対象、回収率36.8%、1815人=人口の1%ほど、男女比約45:54)なんかも参考にされているようです。
しかし、個別に検索しても、現行基本構想の検証・課題等の分析結果は出てきませんし、市政懇談会の意見集約結果は削除されていますし、意見交換会やワークショップの内容は、長期計画審議会で示された概要が記されただけの資料くらいしか見当たりません。この審議会で示された基礎調査・市民参画の実施概要も、年齢や男女比などの属性も示されていないものも多く見受けられるし、意見聴取のアプローチや手法についても、すごく微妙なもの・・・という印象です。
審議会の会議録や資料は公開されていますので、こちらは多少参考になるかと思います。
さて、この長期計画審議会、メンバーは15名、女性は6名。年齢層は不明。
あちこちの審議会でお見かけするお名前もあります。
議員は5名、全員男性、うち4名自民党系。
コンサルの日本政策総研は東京にあり、中心メンバーは9名、年金の被保険者数も9名。全て男性。
市の策定本部、作業部会等のメンバーは不明。男女比も不明。
う〜ん・・・